尖閣諸島・中国の海洋進出も理解できる「高校生にも読んでほしい海の安全保障の授業」を読め

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尖閣諸島問題、沖縄の基地反対派運動、EEZ(排他的経済水域)。
安保法案も竹島問題。
日本と中国、ロシアの領土問題など。
すごく難しいそうでしょ。
でもね、この本を読めば全部理解できる。
簡単に言えば、どこからどこまでが日本の領土ってことか。

高校生にも読んでほしい海の安全保障の授業を読んでほしい

著者はこの方
髭の隊長でお馴染みの佐藤正久議員


佐藤/正久
1960年10月23日、福島県生まれ。前職は陸上自衛官(最終階級は1等陸佐)。
防衛大学校卒業。米陸軍指揮幕僚大学卒業。自衛隊イラク派遣では先遣隊長、第一次復興業務支援隊長を務める。
2007年退官後、同年参議院議員選挙に
自由民主党全国比例区から立候補し当選。
防衛大臣政務官、参議院外交防衛委員長などを歴任

正に日本の防衛を現場で支えてきてくださった方。
だからこそ、現在の日本の国土防衛に強い意志を持ち活動されている。

日本の領土は小さいがEEZを含めると世界第9位になる

日本の領土面積は約38万km2で世界第60位に位置するが、
領海およびEEZの総面積は世界6位となる。
水域面積は広大で、領海(含:内水)とEEZを合わせて約447万km2で世界で第9位である

ここで多くの人が疑問に思うこと。

  1. 「EEZってなに?」
  2. 「領海ってなに?」
  3. 「尖閣諸島問題ってどうして起きているの?」
  4. 「なぜ北方領土返還に拘るの?」
  5. 「韓国が竹島を不法占拠しているのはなぜ?」
  6. 「沖縄の基地反対派の活動はどうして起きているの?」

この疑問点すべてが日本が海洋国家であり、海も領土と同じ重要な資源であるということ。
小さな島であっても、日本にとって大切な領土であり、領土の周囲には領海が存在するわけ。

EEZ(排他的経済水域)と領海、接続水域、公海の違い

排他的経済水域

出典:海上保安庁
この表が一番わかりやすいと思う。

  1. 日本列島・島々の周囲の白色が領海
  2. 日本列島、島々の周囲の水色が接続水域
  3. 一番外側の線がEEZ(排他的経済水域)
  4. EEZ(排他的経済水域)の外側が公海

この規定は、国連海洋法条約によって規定されている。

①領海とは

沿岸国は、領海基線から12海里(約22km)を超えない範囲で「領海」を設定することができます。
領海には、沿岸国の主権が及び、領海にある船舶には、沿岸国の国内法令一般が適用されますが、外国船舶は無害通航権を有します。

無害通航権とは沿岸国の平和と秩序を乱さない外国船が通行できる権利のことです。
領海は国土から近いので、外国船が侵入してきて自国を攻撃してきたら大変です。
かと言って、外国船を通さない訳には行きません。
このための国際的なルールです。

言い換えれば、
無害通航でなく侵入してきた外国船は沿岸国が武力行使しても文句言えません。

例えば、

銃砲を構えて領海に侵入した場合などは正にそれです。

⓶接続水域とは

沿岸国は、領海に接続する水域で、領海基線から24海里(約44km)を超えない範囲で「接続水域」を設定することができます。
接続水域では、自国の領土、領海内における通関上、財政上、出入国管理上、衛生上の法令違反の防止・処罰に関する規制を行うことができます。

③EEZ(排他的経済水域)とは

沿岸国は、領海に接続する水域で、領海基線から200海里(約370km)を超えない範囲で「排他的経済水域(EEZ)」を設定することができます。
EEZには、沿岸国の天然資源(漁業資源、鉱物資源等)の探査、開発等のための主権的権利や、海洋の科学的調査、海洋環境の保護・保全等に関する管轄権が及び、沿岸国はこれらに関する規制を行うことができます。

要するに、EEZ(排他的経済水域)とは
沿岸国が優先的に天然資源開発や調査などが出来る場所。

言うなれば、自前資源。

日本はこのEEZ(排他的経済水域)を広大な面積保有している。
海の地下には、海洋資源が大量に眠っている。
この海洋資源を自前資源として、自国の領土と同じように開発できる。

石油、石炭、メタンハイドレート、天然ガス。

今、日本が世界中から輸入に頼っている資源。
海洋資源開発を推進し、いずれ大きな財産になりうる。

尖閣諸島問題・竹島問題・北方領土問題はすべてEEZ(排他的経済水域)

尖閣諸島問題も竹島問題も北方領土問題もすべてEEZ(排他的経済水域)上の問題なんです。
下の図を見れば、一目瞭然でしょ。

排他的経済水域

尖閣諸島問題

仮に、中国に尖閣諸島を占領された場合、日本のEEZ(排他的経済水域)は
大幅に減るわけです。
EEZ(排他的経済水域)が減るということは海洋資源も中国の物になるということです。

実際に、中国が尖閣諸島を自国領土と言い始めたのは
尖閣諸島の地下に大量の石油が眠っているという調査結果が出た後です。
たかが、尖閣諸島と思ってはいけません。

  • 「でも、中国と戦争してまで尖閣諸島守る必要ないじゃん」
  • 「石油が眠っているって言ったって、戦争するほど価値無いよ」

そう思ってらっしゃる方、埋蔵量知ってます。

国連が調べた尖閣諸島沖の石油の埋蔵量は
1000億バレル。約10兆ドル分です。

1ドル100円換算で1000兆円になります。
もし、日本が尖閣諸島沖で石油の採掘が出来れば、日本は資源大国の仲間入りです。

その価値は、計り知れないものなんです。
さらに、中国が尖閣諸島を奪った後は、与那国島など周辺諸国にも
危機が広がります。

そして、沖縄へも中国の魔の手が・・・。

竹島問題

韓国が不法占拠している竹島。

韓国では独島と言っていますが、れっきとした日本領土です。
この竹島もEEZ(排他的経済水域)上にあります。
韓国にとって竹島が自国であれば、竹島周辺までが韓国のEEZ(排他的経済水域)となり
資源開発出来るわけですから。

北方領土問題

北方領土問題も結局はEEZ(排他的経済水域)。
北方領土は非常広大な面積を誇っていますが、非常に寒い地域であり、
人口増加を期待している訳ではありません。
北方領土返還による、EEZ(排他的経済水域)の拡大と漁場の確保。

要するに海洋資源の返還問題なんです。

EEZ(排他的経済水域)は日本国民必須の知識

EEZ(排他的経済水域)の重要性がご理解いただけたら幸いです。
多くの国が資源を狙っている訳です。

日本の周辺国も自国の領土と主張しているに過ぎません。
国際裁判所に提訴することはありません。
日本と領土問題があるという前提を作り、日本と共同開発したいんです。
自国だけで海洋資源開発できるだけの技術もノウハウもありませんから。

だからこそ、日本国民はEEZ(排他的経済水域)の理解深めなければなりません。
高校生にも読んでほしい海の安全保障の授業は優しい説明で日本の国防について
丁寧に解説しています。
高校生だけでなく、中学生でも十分理解できる内容です。
是非、未来の日本を作る方々、国土の重要性、EEZ(排他的経済水域)の重要性を
認識して、日本の海洋資源を守っていってほしいです。

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