歯はみがいてはいけないを読んだけど、煽りタイトルに騙された

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歯はみがいてはいけない。
虫歯問題に非常に関心の強い拙者は、このタイトルに心を惹かれつい
アマゾンで購入してしまった。
amazonから届いて、内容を読んで愕然とした。
煽りタイトルの本ってマジウザいんだけど。

歯はみがいてはいけないは、歯磨きするってこと?

煽りタイトルの本

「歯はみがいてはいけない」って書いてあるよね。
でも、内容を読むと「歯みがきは必要」って結論なんだよね。
まぁ、買うか買わないかは各人の判断にお任せしますが、
拙者としては、お勧めしません。

著者曰く「日本は歯みがきを重視しているが、世界的にはフロス重視だ」とのこと。
食後すぐの歯みがきは間違いらしい。

で、虫歯と寝たきり患者に相関関係があるような話に展開していきます。
寝たきり患者が多いことと、歯の本数に相関関係があると主張するのは
著者のみでしょう。
むしろ、寝たきり患者の問題。日本の医療問題を論じた本ならこちらの方が
説得力があります。
終末医療が欧米と日本で違うことが、寝たきり患者の数だということです。

著者の虫歯との相関関係で語ることは無理があります。

さらに、後半には歯科衛生士の職場環境改善の話になります。

なぜ、歯はみがいてはいけないという歯の健康の本なのに、
歯科衛生士の職場環境改善?

この本を手に取った人は、歯科衛生士の職場環境改善なんて興味ない。

  • 自分の歯をどう残していくか。
  • 歯みがきの真実を知りたい。
  • 最新医療の現状はどうなっているのか

歯の健康を知りたくて、この本を手にした人に不要な話が延々と書かれてる。

そこで、著者プロフィールを調べてみた。

森 昭
歯科医院の数がコンビニエンスストアの1. 6倍の7万軒という、
超過剰状態の歯科業界において、
職場改革をした5年間で患者数を3倍にした実績を持つ。
商圏が2~3キロと言われている歯科業界において、本医院は50キロを越える。
第1回「歯科甲子園」準優勝を獲得。
現在は、スタッフのモチベーションの高さを生み出す経営手法が注目され、
歯科に限らず、さまざまな業界向けに講演を行っている。

著書に『指示待ちスタッフが変わる仕組み』(現代書林)
『行列のできる歯科医院3』共著(デンタルダイヤモンド社)
『体の不調は「唾液」を増やして解消する』(PHP研究所)などがある。

この方、歯科医、歯科衛生士向けのセミナーを開催しているようです。
このセミナーの受講料が20万円だそうです。

あと、dvdも販売しているそうです。
こちらは25,000円

この著者の仕事は、本業は歯科医。
ただ、その他にセミナーや講演で稼いでいることが良くわかります。
これで、著書の後半に、歯科衛生士の職場環境改善について大量に書かれていたことが
理解できました。
つまり、著書を出版した理由は、
歯の健康を促進したいというより

歯科衛生士の職場環境改善の必要性を訴え、
著者が主催するセミナーを受講させたい

ってことですね。
だからこそ、歯はみがいてはいけないという煽りタイトルをつけ
多くの人の注目を集め、アマゾンで上位にランクインさせたかったのでしょう。

客寄せ書籍が多すぎて煽りタイトルだらけの出版業界

出版業界不況と言われる昨今。
こういった、書籍を書いて、書籍の中では本題に触れず、セミナー勧誘する方法が
最近多すぎませんか?
出版業界とセミナー等で儲けたい著者との間でお互いに利害が一致しているのでしょうが、
読者を馬鹿にしすぎでしょう。
こういうセミナー勧誘チラシ程度の書籍を発行すること自体、出版社の名前に傷をつけていることを理解してやっているのでしょうか?
「歯はみがいてはいけない」は講談社+α新書です。
今後、アマゾンで講談社+α新書が出版する本は買いません。
書店で内容を吟味した後でしか、講談社+α新書の本は怖くて買えませんよ。

  • 「たかが数百円の書籍だろ」
  • 「講談社+α新書だっていい本一杯あるよ」

そういう意見もあります。
しかし、講談社+α新書は数百円の本を即決する程度の信頼すらないということです。

アマゾンの功罪。煽りタイトルじゃないと売れない本

アマゾンが日本で普及したことで、ネットで本を買うのが当たり前の時代になりました。
一般の書店には置いていない本が、amazonでは翌日に届く便利さ。
非常に嬉しい限りです。
ただ、その結果内容がない本であっても、タイトルが奇抜であれば
売れてしまうという現象が起きるようになりました。

内容よりタイトルの過激さが重視される出版業界。

これでは、出版業界の将来は真っ暗でしょう。
タイトルが奇抜で内容がなければ、アマゾンレビューは酷評の嵐になりますが、
それまでに、売り切ってしまえば勝ちと考えれば、有効な方法なのでしょう。

出版業界が努力すべきことは、過激なタイトルで読者の興味を引くことではありません。
内容のよい素晴らしい書籍を読者に届けることです。

アマゾンで買わないで、書店で買うことの優位性

最近、煽りタイトルの本が急増しているため、書店で内容を精査してから購入する癖ついた。
アマゾン潰しってもしかしたら、

  • 「Amazonで買う前に内容を確認しないと怖い」
  • 「クズ本が多すぎて、タイトルだけで購入するのは不安だなぁ」

こうなると、アマゾンで買えません。
アマゾンで購入するのは、商品に対して信頼があることが大前提。
そう考えると、出版業界はamazon潰しのためにあえて、煽りタイトルの本を
出版しているのではないか。

書店に行けば、ありとあらゆる本が置いてある。
自分が全く興味のない分野の本が目につき、手に取る機会が訪れる。
これは、書店ならではの楽しみだ。

アマゾンが普及して確かに便利になったが、便利になった分、失われたことがある。
また、アマゾンが普及したことで、書店のメリットが再発見できた。
本はやはり、手に取って目次を見て、本当に読みたい内容が載っているか確認してから
購入する方が間違いがないし、ストレスにならない。

やっぱり、書店の方がいいなぁ。

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