面接って嘘、話を盛る、演技する大会になったの?本音と建前とお金と労働環境

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人事担当者「あなたにとって仕事とは何ですか?」

この問いかけに正解があるそうです。
さて、なんでしょうか?
これクイズ番組で問題にしたら、絶対にクレーム来るぞ。
何時から、面接ってこんなにめんどくさいものになったんだろう。

面接が嘘つき大会、ほら吹き大会、劇団オーディションに変化

面接が嘘つき大会

最近の就職活動・転職活動変じゃね。

人事担当者「あなたにとって仕事とは何ですか?」

この問いかけに、お金と答えたらバツらしい。
多くの人が、お金を稼ぐために仕事してんでしょ。
てか、人事担当者だってお金を稼ぐために会社に勤めて、人事として面接しているんでしょ。まさか、将来の花嫁候補を探すために面接官している訳じゃないよね。

で、この答えってのが

「社会貢献」「自己実現」「人との繋がり」

これってホントに正解なの?
拙者、面接官をやったことあるが、こんな質問しないし、
仮にもしこの質問して、「社会貢献です」
なんて答えを言う奴がいたら、ドンドン突っ込むよ。
それこそ、飛んで火にいる夏の虫。
こういう、綺麗事言う奴はトコトン突っ込むよ。

  • 拙者「へぇー、社会貢献ねぇ。弊社でどんな社会貢献をしたいのですか?」
  • 応募者「御社の扱っている商品は人々の生活に役立つものなので・・・」
  • 拙者「うんうん、弊社の商品がどう役立っているんですか?具体的にどうかなぁ?」
  • 応募者「えーっと・・・・」
  • 拙者「弊社では、申し訳ないけど社会貢献出来ないかも・・・」
  • 応募者「あの!取引先に○○って企業があり、凄い会社だと思いまして」
  • 拙者「どういう点がすごいのでしょうか?企業名?」
  • 応募者「大企業と取引できる技術力がある会社で頑張りたいと思いました」
  • 拙者「それが応募者君が言う社会貢献なの?」
  • 応募者「えーっと・・・そういう訳じゃあ・・・」
  • 拙者「では、応募者君が先ほど言った、社会貢献って何?」
  • 拙者「もっと、社会貢献できる会社が世の中に沢山あるよ」
  • 拙者「なぜ、もっと社会貢献できる会社を志望されなかったのですか?」

てな感じにね。
今、頭に浮かんだだけでこれだけツッコミどころ満載の回答ってないでしょ。
社会貢献のために働いている奴って日本でどれだけいるの?
確かに、社会貢献も必要ですよ。
でもね、新橋のサラリーマンに100人インタビューして、仕事の目的を聞いたら
社会貢献なんて答える奴いないでしょ。

これ、自己実現だって、人との繋がりだって、徹底的に突っ込むよ。
だって、どれもツッコミどころ満載に変わりないんだから。

マズローの欲求5段階説が元ネタでしょ

この「社会貢献」「自己実現」「人との繋がり」の元ネタがあるんですよ。
マズローの欲求5段階説。

  1. 生理的欲求 (Physiological needs)
  2. 安全の欲求 (Safety needs)
  3. 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
  4. 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
  5. 自己実現の欲求 (Self-actualization)

人間の欲求は際限がなく、生理的欲求が満たされると、安全の欲求がほしくなる。
このように欲求は満たされるたびに高くなり、最終的に自己実現の欲求に到達する。

って考え方。
これが元ネタでしょ。

お金が欲しいってのは、生理的欲求であり一番根底の欲求。
だから、まだまだ未熟者だってこと。

先ほどの例によれば
「社会貢献」は3.社会的欲求に属し、
欲求段階として3段目。まだまだ半人前であるが、生理的欲求や安全の欲求は卒業している。

「人との繋がり」は4.承認の欲求。
誰かに認めてもらいたい、人に理解してもらいたい。
欲求段階としては4段目。あと一歩だ。

「自己実現」は5.自己実現の欲求。
人間は最終的に自己実現の欲求に到達する。
だから、面接で自己実現と答えると、

人事担当者「なるほど、この人は成熟しているなぁ」

ってなるらしい。

でもね、このマズローの欲求5段階説が怪しいんだけどね。
全被験者数が23名。
このうち、9名は歴史上の人物を加えた。

実質、14名の極限られた人のサンプリングで求められた法則なんですよ。
というより、自説に当てはまる人間をあえて選んだといっていいのでは。

実際の世界はどうでしょうか?

はっきり言って、このマズローの欲求5段階説が有効ならウォール街なんて存在しませんよ。
みんなお金という生理的欲求を卒業している人達ばかりのはずですから。

現実は、私利私欲に塗れているじゃないですか。
あなただってそうでしょう。
拙者もそうです。
自分の給料を見ず知らずの人に寄付していますか?
社会貢献していますか?

ねっ!こんなくだらないことないですよね。

なんで日本でマズローの欲求5段階説が信仰されているのか

簡単なことなんです。
バブル期には、日本でマズローの欲求5段階説なんてどうでもよかったんですよ。

  • 「うちの会社に来れば給料倍にしてやる」
  • 「新卒者は、会社の金でハワイ旅行だ」
  • 「ボーナス?4か月分なんて当然だ」

そうなんです。
日本のバブル期は給料が上がり続けていましたから。
物価も土地の値段も右肩上がり。

で、バブル崩壊。
バブル崩壊したことで、企業は社員の欲求に答える方法がなくなってしまった。

今までは、ボーナス、昇給って給料をドンドン上げていたが、バブル崩壊でそんな
大盤振る舞いできない。
その中で、給料を上げないで社員の満足度を上げる方法が探されたんです。

その結果、マズローの欲求5段階説に到達しました。
マズローの欲求5段階説を社員に教えることで、

  • 「お金を求めることは低次元なレベルだ、自己実現こそ素晴らしい」
  • 「お金より、社会貢献する方がずっと満足度が高い」
  • 「お金は最低限あればいい。それより人との繋がりを大切にする方が幸福だ」

こういう洗脳に近い方法で刷り込まれていったんですよ。

だから、マズローの欲求5段階説はバブル崩壊後の言い訳に使われたんです。
もし、日本が好景気になり給料を上げないと人が採用できない時代が来れば
マズローの欲求5段階説を無視して、給料アップが実施されますよ。

面接官が聞きたいことは3つだけでしょ

面接って難しく考える必要ないでしょ。
最近のなぞなぞみたいな面接は、人事担当者の自己満足でしかない。
こんな下らない質問しかできない人事担当者の程度の低さを理解してほしい。
企業によって違いはあるが、人事は出世コース。
人事部は企業の顔であるから、できる人が配属される。

ということは、
人事担当者を見れば会社のレベルがわかるってこと。

ホントに人事がやるべき仕事は、企業に必要な人材を採用するってことだけ。
これ以外仕事ないんですから。

①仕事をやる能力があるか

募集している仕事を遂行する能力があるか。

これは経験であったり、資格であったり、能力であったり。
でも、一貫していることは仕事をやる能力。
例えば、IT技術者を募集しているのに、プログラミング言語がさっぱりわからない人では
話にならないでしょ。
また、IT技術者でも管理職募集なら、管理職としての経験なども考慮するでしょ。

要するに、会社に入社してくれたら、即戦力として働けるかどうか。

⓶仕事を続ける気があるか

職務能力があっても仕事を続けてくれなければ意味がない。
会社で頑張って業務に取り組んでくれればいいんだけどね。
面接でも、この継続的に働いてくれるかは確認します。
転職回数が多ければ、飽きっぽいのかなぁって思うよ。

③提示した給料で問題ないか

給料を無限大に払うことはできない。
予算が決まっていて、この枠内に入るかどうか。
①、⓶が満たしている人が、③で提示した給料で理解してくれるかどうか。

結局のところ、最終的には給料なんですよ。
マズローの欲求5段階説を全否定しますけど。

だってそうでしょ。

  • 「弊社に入社すれば、社会貢献できます。給料は10万円です」
  • 「さあ、自己実現しましょう。給料?心の満足こそ素晴らしいじゃないですか」

って言われて入社しますか?

今、介護施設、保育園等で人材不足なのは、給料待遇面でしょ。
ほら、またマズローの欲求5段階説が否定されちゃった。

給料が一番重要なんですよ、絶対に。

結論

面接が嘘つき大会、ほら吹き大会、劇団オーディションになっているのは
変な人事研修をしてマズローの欲求5段階説なんかを教えて、給料が少なくても
自己実現の欲求のほうが大事だって洗脳してきた企業経営者に問題がある。
そして、その遺物が人事部に蔓延っているってことでしょ。

こんなトンチみたいな面接しかできない企業ってどうなの?
企業にとって採用面接って何?
この基本を忘れている企業が多いのではないだろうか。

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