金融工学者の苦悩と挑戦から学ぶ地域創生と経済投資

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かねてより、録画していた「マネーの狂わせた世界で 金融工学者の苦悩と挑戦」を見た。
NHKのドキュメンタリー番組は非常に内容が濃い。
今回のテーマは、金融工学。
はて?金融工学とは何ぞや?

金融工学とは?

「マネーの狂わせた世界で 金融工学者の苦悩と挑戦」

金融工学(きんゆうこうがく、英語:financial engineering、computational finance)は、資産運用や取引、リスクヘッジ、リスクマネジメント、
投資に関する意思決定などに関わる工学的研究全般を指す。

出典:ウィキペディアより

「なぁーるほど!、これが金融工学なのか。」

ってホントに意味わかりした?
わかったの?すごいねぇ。

普通のサラリーマンには???な感じなんです。

で、簡単に要約すると

様々な金融商品を創り出す根底にある理論。

投資ファンドは資金調達して、ある分野に投資して、収益を上げ、配当を出資者に還元する。
これが、投資ファンドのビジネスモデルでしょ。

でも、投資ファンドはどうやって資金調達するの?

出資者だって

「利益が出ますから大丈夫です」

「うちのファンドは上手くやりますから」

「うちのファンドに出資してください、お願いします」

って説明だけじゃ出資できないよね。
投資ファンドのビジネスモデルを創るのが、金融工学ってこと。

まぁ、根本的にはよく理解していないんだけど、だいたいこんな感じでしょ。
今度、本を読んで勉強したら追記します。
詳しい人がいたら、訂正して頂けると幸いです。

金融工学者の苦悩と挑戦の内容

投資、金融の一番の問題点。
それは

大量のマネーがあるのにそれが必要としているところに十分に供給されていない。
多くの国がリーマンショック以降量的緩和政策で、市場に大量のマネーを供給したが、
結局、大量のマネーは投資先を失い、宙に浮いた状態。

それにより、本来投資に回されて、雇用につながるような経済的好循環が見られない。
これを金融工学でどうするかってのがこの番組の趣旨。

金融工学者の苦悩と挑戦・ソーシャルインパクト編

ソーシャルインパクト(社会的貢献投資)
今まで、注目されていなかった地域(貧困地域)への投資。

米国ではリーマンショック以降、雇用環境が悪化し、中間層ですらホームレスになる人が続出。彼らの雇用を復活させることができなければならない。

この番組で紹介された案件では
投資は480億円。
年利3-4%の利回りを投資家に還元。
利回りを考えるとかなり還元率のよい投資案件だ。

その方法ってのが

  1. 投資ファンドが貧困地域へ投資する。
  2. 家、働き先などをファンドが作る。
  3. ホームレスはファンドが用意した家に住み、ファンドが用意した仕事で収入を得る。
  4. ホームレスは家賃をファンドに支払う。
  5. ファンドが用意した会社の利益もファンドの収入となる。
  6. このファンドの収益を出資者に利回りとして還元する。

上記のサイクルを回すことで、
家や町が発展し、犯罪率が減少することで、治安が安定し、地価が上昇する。
元々、貧困地域で犯罪率が高い地域のため、地価が圧倒的に低い。
そのため、投資した際より大幅なリターンを得られる。
地域経済も復活し、住民にとっても、投資家にとっても最良の結果が得られる。

正に、地域貢献プロジェクト

金で金を生むのではなく、投資で価値を生み出す流れだ。

投資ファンドにとって運用先の無さが大問題

この番組を見てより実感したのは、現在の株式投資マーケットのことだ。
今、株式市場が乱高下し、非常にリスキーな状態。
しかし、投資ファンドは顧客から出資金を集めている以上何かに投資して
出資者に還元しなければ成り立たない。

投資ファンドにとっても、大量のマネーの現状は運用の難しさを物語っているようだ。
日本国債長期金利推移この表は財務省が出しているデータをもとに作成しました。
日本国債10年利回りのデータです。
一番右を見て頂きたい。
利回りが0より下になっている。

そう、日本国債10年利回りはマイナス金利なのです。
ちなみにこの記事を書いている時点での、日本国債10年利回りは-0.11%。

1億円分、日本国債を買うとすると

1億×-0.11%=-110,000円
そう、10年後には元本が減ってしまうんですよ。

市場は基本、需要と供給のバランスで成り立ちます。
日本国債長期金利がマイナス金利になったってのは、それだけ安全資産として
認知されているってこと。
まぁ、日本以外の状況が圧倒的に悪すぎるってのがホント。

他の金融商品を持っていたら、下手したら大損するかもしれない。
だったら、マイナス金利でも安全な日本国債を買っておこう。

これが投資ファンドの現状。
先ほど、1億円で110,000円でしたよね、元本が減る額。

投資ファンドはこの100倍、10,000倍の金額を運用しているわけですから・・・。

そう、これほど投資ファンドにとって苦しいことはないんじゃないか。
本当に投資先の開拓が急務なんだろうね。

ソーシャルインパクト(社会的貢献投資)は日本にもピッタリ

ソーシャルインパクト(社会的貢献投資)は日本の地域創生にもピッタリな考え方。
昨今、地方が衰退している現状は、仕事がないってことに尽きる。

仕事がないから都市部へ労働者の流出が起こる。
だから、地元に商業施設も来ない。(人がいないからビジネスが成り立たない)
より、地方が衰退する。

この流れって正に、ソーシャルインパクト(社会的貢献投資)に適している。
日本にも投資ファンドがあるだけに、こういったソーシャルインパクト(社会的貢献投資)を
もっと活用していく流れを作れないのだろうか。

地域資源活用、地域産業創出できれば、人が集まり、人が集まれば住み場所が必要になる。
商業施設も必要になる。
すべての分野で雇用が増え、人が増え、地価が上昇する。

正に、地域貢献プロジェクトだ

日本にもこういったプロジェクトが起こってもいいのでは。

結論

地域創生というと、箱物を作るってのが昔からの伝統。
誰も使わないような、体育館、展示館を作っても意味ない。
それより、どのようなビジネスを展開し、何を作り、誰に売るか、どのような付加価値を提供するかを吟味して、投資をする必要があるんじゃないか。
地方にはまだまだ、沢山の魅力があり、衰退させるには勿体無い。

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