2人出産最も大切と中学校長、合計特殊出生率をグラフ化して考えてみた

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少子化少子化って多くの問題として騒がれているよね。
でも、少子化の根本的な問題ってなんだろう?
厚生労働省のデータをグラフ化してみたよ。

2人出産最も大切と中学校長

大阪市立茨田北中(鶴見区)の寺井寿男校長(61)が
2月29日の全校集会で「女性にとって最も大切なことは子どもを
2人以上産むことで、仕事でキャリアを積む以上に価値がある。
子育てをした後に大学で学べばよい」と発言したことが11日、分かった。
市教育委員会は「軽率な発言」として懲戒も視野に処分を検討している。

出典:http://news.nicovideo.jp/watch/nw2083775?news_ref=w_crank

合計特殊出生率に興味を持って調べようと思った理由がこの記事。
この校長先生の発言って問題あるの?
この発言で処分されるほど大きな問題かなぁ。
昨今少子化問題の解決に政府が躍起になっている現状から判断すると

この校長先生の発言は至極もっともな発言では。

ただ、女性の現状を無視した理想論だけどね。

でも、データがないと説得力がないので資料を探しました。

合計特殊出生率から見える少子化問題

合計特殊出生率

厚生労働省のページから各年代別の出生率をグラフ化してみました。
このグラフを見ると
20歳から29歳が昭和60年と比べて半減。
要するに、20代で子供を産む女性の数が大幅に減少していることが
少子化問題の大きな原因となっていることがよくわかります。

でも、なぜ20歳から29歳の女性の出生率が著しく減少しているの?

そこで女性の大学進学率を調べてみました。

女性の大学進学率

女性の大学進学率を見てみると
昭和60年は女性の大学進学率は約20%程度でしょうか。
それが平成24年になると約46%に増加。

女性の大学進学率が2倍に急上昇している。

平均初婚年齢と平均出生時年齢の年次推移

また、次の表は女性の平均初婚年齢と平均出生時年齢の年次推移です。
この表からも女性の初婚年齢の晩婚化がわかります。
この表を見ると昭和55年時は第3子を出生時年齢が30.6歳。
平成24年時は第1子出生時年齢が30.3歳。

そりゃあ、一人っ子の割合が増えるよなぁ。

実質日本は一人っ子政策しているようなものだもん。

それに平成24年時の第3子出生時年齢33.3歳なので
昭和55年時と比べても3歳しか違わない。
このことからも、女性は3人目を産む人は33歳前後までしか生まないことがわかる。
第1子出生時年齢が30.3歳の女性は恐らく3人目を産まないだろう。

以上のデータから、近年の少子化問題の原因は

女性の社会進出が促進され大学進学率が急上昇したため初婚年齢が晩婚化したこと。

晩婚化により平均出生時年齢が上昇し一人っ子家庭が増加したこと。

で、校長先生の発言ってどうなの?

女性にとって最も大切なことは子どもを
2人以上産むことで、仕事でキャリアを積む以上に価値がある。

仰ることは理解できます。ただし理想論としてはね。

出産は女性にとって最も大事ことである。
女性にしかできない大切なことである。
現在、女性が輝ける社会っていう政府方針が展開されているけど

女性が輝ける社会≠キャリアアップできる社会

女性が出世できると素晴らしい社会なの?
本当に?
勿論能力がある人はどんどん出世していけばいいよ。

でも、すべての女性が出世することを生きがいにしているわけではない。
子育てだって立派に女性が輝ける社会じゃないの?
日本の次世代を育て上げることって日本を作ることだよ。

  • 将来の総理大臣を産む女性
  • ノーベル賞を取る人を産む女性
  • 会社経営者を産む女性

滅茶苦茶大事なことじゃん。

確かに近年の大学全入学時代において、大卒の方が就職に有利だよ。
でも、有利なのは有名大学のみ。
だから就職活動で苦労する大学生がいるんじゃん。

この校長先生の発言は確かに配慮に欠けるかもしれない。
子供を産まない権利もあるし、結婚しない権利もある。
女性に子育てが終わってから大学に行けばいいって言ったって
社会がそういった整備を一切していない現状からは
理想論であって現実的には不可能。

子育てが終わって30歳で大学に入学して34歳で卒業した女性を
どこの会社が採用するの?

でも校長先生の発言はデータ的に日本の現状を把握し、少子化問題を解決するための
ひとつの方策だと思う。
教育者として、日本の未来を考えた場合少子化は大問題なのだから。

ただ、日本のマスコミ対策を考えた場合
フェミニズムが蔓延しているから、もうちょっとオブラートに包んだ発言をしないと

「ムキーッ!!女性差別だ!!抗議デモしてやる!!」

って人たちの餌食になる。
いくら、まっとうなことを言ってもすべてが差別発言ってことにされてしまう。
マスコミは発言の一部を切り取る名人だから。

結論

校長先生の発言は教育者として理想論としては理解できる。

しかし、現在の社会システムを再構築しない限り現実的には不可能。

  1. 子育て支援策の拡充
  2. 女性・男性の育児休業制度の拡充
  3. 女性の復職システムの変革

子育て支援には金銭的な支援策が必須。
子供を産みたくても経済状況で産めない人も多い。
女性が出産と同時に退職するような社会はオカシイ。
また、派遣社員、パート社員問題も同じようにオカシイ。

例えば、子育てを理由に退職を迫るのを禁止できないか?

こういった現状の課題を野放しにしては、理想論だけで終わってしまう。

まず、出来ることから改革していく必要がある。

でも、移民メイド推進ってのはどうなんだろう。最悪だなぁ。

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